自己臭恐怖症とは
自己臭恐怖症とは、
自分の体臭が強くてきついと思ってしまい、
他人とコミュニケーションを取ることや他人と関わるような状況に対して恐怖心を持ってしまう、
精神的な病気のことです。
自己臭恐怖症は、
実際に体臭が臭くても臭くなくても、
発症します。
つまり、
自分の体臭の強さや種類とは関係なく、
自分は体臭が強くて臭いニオイを身体から発していると思い込み、
他人と火関わりコミュニケーションするくことが非常に恐ろしくなり、
また自分の体臭自体にも恐怖心を持ってしまいます。
自己臭恐怖症を発症するきっかけ
自己臭恐怖症を発症するきっかけは様々です。
自分の汗臭やワキガ臭を他人に指摘される
TV・新聞・ラジオ・雑誌・CM・インターネットなどで汗対策やワキガ臭対策など体臭対策の番組や記事を見て、
自分も体臭が強いかもしれないと思い始めた時
運動後など汗をかいたときに、
自分の服の汗やワキガのニオが気になった時
他人が汗臭やワキガ臭など体臭に関して指摘されてからかわれたり、
いじめられたりしているのを見聞きし、
自分もからかわれたりいじめられたりしたらどうしようと不安・心配になってしまった時
歩いていて人とすれ違った時や、
友人や仕事仲間など人と話している時に、
クサイ臭いを嫌がるように鼻に手を当てられたり、
鼻や口から入った悪臭を吐き出すように咳き込まれた
など、何らかの理由で自分の体臭が気になりだしたことがきっかけです。
自己臭恐怖症を発症するのは、
実際にその人の体臭が臭いか臭くないかは、
全く関係ありません。
体臭が臭くても本人が気にしていなかったり自覚していなければ発症しませんし、
体臭が殆どゼロに近いような無臭の状態でも本人が
「自分は臭い身体になっている」
と思い込んで断定してしまうと発症します。
この
「思い込んでしまう」
「断定していしまう」
というのがポイントです。
どのようなきっかけであれ、
自分は体臭が強くて臭いニオイを発しているに違いないと「思い込み」、
決めつけて「断定してしまう」ことが自己臭恐怖症のやっかいなところなのです。
一旦自己臭恐怖症になってしまうと、
その後生活しているありとあらゆる場面で、
「自分はくさい悪臭を放つ体臭を持ってしまっている」
「人と話している時に、自分の臭いが原因で嫌われたらどうしよう」
「自分の体臭がクサイからあの人は自分を避けているに違いない」
「自分のニオイのせいで周りに迷惑をかけてしまっているのが辛い」
など、自分のくさい(と決めつけて思い込んでいる)体臭が理由で、
不安・心配・焦り・恐怖などを感じてしまい、
日常生活に支障が出るようになってきます。
自己臭恐怖症の対策
自己臭恐怖症の対策方法についてご紹介します。
自己臭恐怖症は、
精神的な病気ですので、
これをすれば必ず治る!
という具体的な決まった方法はありません。
自己臭恐怖症のやっかいなところは、
自分が臭い体臭を放っていると
「決めつけて思い込んでいる」
ところです。
もし多汗症やワキガと一緒に自己臭恐怖症を発症している場合は、
実際に体臭が強く他人に臭いと思われている可能性も高いため、
制汗スプレーやデオドラントクリームなど体臭を消臭減臭して解消する対策商品を利用することで改善したり、
美容整形や病院の整形外科で手術治療を受けることで、
多汗症・ワキガを大幅に改善、完治させることで、
自己臭恐怖症も同時に治る場合もあります。
実際に体臭が強かったが、
体臭解消商品や手術治療によって根本的な臭いを抑えるあるいは取り去ることで、
同時に自己臭恐怖症からも回復するパターンであれば、
非常にスムーズな改善・完治の仕方です。
しかし、ややこしくやっかいなのは、
実際は体臭が強くないにも関わらず自分は強くて臭い体臭を持っていると思い込んでいる場合や、
多汗症やワキガ治療をして実際に体臭が減少したり無くなっているにも関わらず、
自分にはまだくさい体臭が残っていると思い込んでいる場合です。
そのような場合、
現実と自分自身の思い込みに大きなギャップがあり、
本来臭いが非常に少ないか殆ど無い状態で他人は全く体臭を気にしていないにもかかわらず、
自分の体臭はくさいと思い込んでいると、
元々臭わない程の臭いを何とかしなくてはいけないことになり、
自己臭恐怖症を改善し治すのが非常に難しくなります。
自己臭恐怖症の対策として行われているのは、
心療内科や精神科で行われるメンタルカウンセリングや投薬治療になります。
カウンセリングの場合は、
自分の体臭が実際には自分が思っているほど強くないこと、
自分の体臭と他人の言動、例えば、
鼻に手を当てる
咳払いをする
くしゃみをする
臭いものをかいでいるような嫌な表情をする
窓を開ける
「くさい」という言葉を言う
二度見される
笑われる
他人の会話が自分の陰口のように聞こえる
食事や遊びに誘ってくれない
無視される
褒められない
悪口を言われる
にらまれる
などは無関係で自分の思い込みや勘違いであること、
あなたの体臭と人間関係、例えば
自分の体臭がクサイからあの人に、
嫌われている
避けられている
嫌がられている
見下されている
仲良くしてくれない
迷惑がられている
低い評価を受けている
差別されている
憎まれている
疎まれている
見捨てられている
信用してもらえない
異常だと思われている
死ねば良いのにと思われている
苦しい思いをさせている
悩ませている
愛情を感じられない
絶望されている
などは関係がなく自分の勘違いであること、
などを一つ一つ気付くよう促していきます。
他の治療方法としては、
投薬治療があります。
自己臭恐怖症が悪化すると、
精神不安
うつ病
対人恐怖症
コミュニケーション障害
不眠症
統合失調症
自殺願望
など他の身体的な病気や精神的な病気も一緒に併発することがあり、
日常生活や命の危険な状態にまで陥ることがあります。
そのような場合には、
精神安定剤や抗うつ剤など、
併発している病気の症状を抑える薬も一緒に飲まなくてはいけないこともあります。
薬を飲むのは、
あくまで今出ている症状を抑えるためのものですので、
薬を飲んでも病気自体が治るわけではありません。
(症状がおさまっていることがきっかけで、回復して治る可能性はあります。)
そのため、
薬は自己臭恐怖症の症状が出続けている限り、
ずっと飲み続けなくてはいけません。
また薬による治療は、
副作用のリスクもあります。
投薬治療を行う際は、
自分自身の身体と気持ちと相談しながら、
治療を受けるようにしてください。